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Gombessa

植物や昆虫などの生物は和名を表記するように心掛けている。そして、同定については「当たらずといえども遠からず」を目標にしている。

ホソミイトトンボ発現

2月27日になってようやく越冬期のホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)を発現。1個体のみだが越冬中の摂食か日光浴に出てきた雌であった。
 枯葉迷彩の保護色だが、飛んでくれたので草に止まった姿が確認できた。気温は17℃ほどだった。

 この観察地点、昨年の初見は2月28日なので、ほぼ同時期の出現である。4月になる迄、1箇月ほど観察が忙しくなりそうである。
 厳冬期の姿が発現できなかったのは残念だが、それは、来期以後の課題にしよう。





画像は後日貼付予定

 
 ▲ 画像 2 ホソミイトトンボ







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越冬中のクサカゲロウ

寒中の成虫越冬種の探索は成果が出ないまま大寒を迎えた。そして、間もなく立春という1月30日にときめきがあった。

 それは、静止しているホソミオツネントンボ(細身越年蜻蛉)と、ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)の姿を求めて日当たり良好の雑木林を探索中の出来事だった。眼前を光を浴びながら羽ばたく虫が横切った。
 一瞬、糸蜻蛉が飛んだと思いときめいた。しかし、羽ばたき方から横切った虫は、ホソミオツネントンボでもホソミイトトンボでもないこと判った。

 眼前を横切った虫が止まった細枝を凝視するとクサカゲロウの仲間のようだった。撮影できる位置まで後退し記録撮影。ファインダ越しにヤマトクサカゲロウ(大和臭蜉蝣)と思ったが、明確に判断できなかった。
 この時季は簡易装備なので近接用のカメラを持っていなかった。後悔先に立たずである。

 ヤマトクサカゲロウと思ったのは、成虫越冬することを知っていたからである。が、クサカゲロウの仲間を越冬期に姿を見たのは11年前のこと。
 今回のmemoには「クサカゲロウ」とだけあった。直前のホソミイトトンボの探索場所の気温は11℃だった。

 越冬期のクサカゲロウの仲間。種の同定には観察が足らなかつたようだ。今回の個体、越冬中の日光浴に出たものであったのであろう。




   −−−   参考
ヤマトクサカゲロウ 越冬中?  リンクは別ブログ

記録画像は後日貼付予定





2023年はテングチョウから

成虫越冬種とは、オツネントンボ(越年蜻蛉)、ホソミオツネントンボ(細身越年蜻蛉)、ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)の3種のこと。
 2021年の晩秋に越冬前のホソミイトトンボを発見したことで新たな観察地となった場所がある。2021年晩秋から2022年春までの間に、越冬中の姿を探索した。が、記録が未整理のまま。2023年は年明けから探索をしているので、どうにか記録を残したいと思っている。

 1月4日から探索を開始した。4日、7日、そして、9日と、全く成果はなかった。そんな中、9日に蝶ではあるが、テングチョウ(天狗蝶)の日光浴を確認できた。
 蜻蛉の成虫越冬種の探索成果はまだ出ないが、テングチョウも鱗翅目の成虫越冬種なので記録することにした。


記録画像は後日貼付予定




撮りそびれたギンヤンマ

画像がないのだが、2020年8月11日、暑いと感じた山の湿地にギンヤンマ(銀蜻蜓)の集団が登場した。「2階建て」高気圧で猛暑続くと騒がれ、地上では最高気温が40℃を超えた日のことであった。

 止水の上を飛び回り、集団見合いをしていた。眼の届く範囲にギンヤンマ好みの産卵基質はほとんどない。それでも、夕刻になるまでメスを連れ去り樹上で交尾する姿を目撃した。

 実際のところ、この8月11日は他種の観察が忙しくて、突然に現れたギンヤンマの集団を奇異に思ったが、観察は二の次になってなってしまった。
 普段の野周りフィールドでいくらでも見られるギンヤンマゆえに観察順位を下げてしまった。ところが、これが裏目に出てしまった。
 次に訪れた8月14日以降はギンヤンマの姿を見ることはなかった。なお、8月11日の直前の訪問は8月7日だったが、5月8日から通い始めて、ギンヤンマの姿を見たことはなかった。
 
 この稿の執筆している時点では既に2021年の観察地の探訪は終わっている。記録の整理も出来ていないが、前年にギンヤンマは惜しいことをしたので注意深く監視していた。
 全くの偶然なのだが、2021年も8月11日に山の湿地を訪れた。そして、少数個体であったがギンヤンマを目撃した。それも、後にも先にも見ることが無く、同日だけの幻のようなものであった。





オスしか見えなかったオオアオイトトンボ

 2020年10月2日、老熟したアオイトトンボ(青糸蜻蛉)に混じり、成熟したオオアオイトトンボ(大青糸蜻蛉)の姿があった。
 アオイトトンボもオオアオイトトンボも同属で、共にアオイトトンボ科アオイトトンボ属。




画像 1 オオアオイトトンボがいた ♂ 




画像 2 成熟しているオオアオイトトンボ ♂ 第10腹節が白色 


 画像 1 、画像 2 の個体とも、水際でメス待ちをしていた。




画像 3 参考・老熟したアオイトトンボ ♂  


 画像の時系列が逆になってしまうが、この日はアオイトトンボも健在だった。

 オオアオイトトンボとアオイトトンボ、一見紛らわしい。成熟時の複眼の色が違うとか、第10腹節だけが白くなるか第9、10腹節が白くなるなどの違いがある。が、大きな違いは成虫出現時機と、産卵基質ではないだろうか。

 2020年の記録でも、この稿の執筆時の2021年観察においてもメスの姿や産卵を確認していない。メスの発見や産卵の目撃があれば、オオアオイトトンボも定住蜻蛉として記録できる。
 オスだけがメス探しにやってきたのか、この場所で繁殖しているのかの答えは来年以降の観察次第である。




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