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Gombessa

植物や昆虫などの生物は和名を表記するように心掛けている。その、同定については、「当たらずといえども遠からず」を目標にしている。

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アオモンイトトンボを観に

2023年4月10日、アオモンイトトンボ(青紋糸蜻蛉)が出ているであろうと思い、平地の観察地に出かけた。

 身近な野周りフィールドではイトトンボ科は、クロイトトンボ(黒糸蜻蛉)とアジアイトトンボ(亜細亜糸蜻蛉)の2種しか観られない。もっとも、2017年からは新参蜻蛉のホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)が加わり、イトトンボ科は3種観られるようになった。
 どうせなら他のイトトンボ科や、それ以外の蜻蛉を見たいと思い、観察候補地を求めて偵察に赴いた。2020年の11月上旬のことである。

 野周りでオオアオイトトンボ(大青糸蜻蛉)の産卵を確認し、蜻蛉シーズンの先が見えたので、気になっていた初めての地、平地へ赴いたのであった。その時に2箇所目に寄った沼で、生き残りのアオモンイトトンボを見た。Webの画像でしか見たことがなかった糸蜻蛉が見られたので嬉しかったことを憶えている。

 その時がアオモンイトトンボの初見で、平地通いの引き金にもなった。そして、2021年は毎週を目標に観察に通った。
 4月の1週にアジアイトトンボを確認し、2週目にアオモンイトトンボを確認した。

 2022年は事情で一度も観察に行けなかったが、2023年は通えるだけ通ってみるつもり。ただし、2週に1回程度の予定である。
 そして、4月10日に、そろそろアオモンイトトンボが出ているであろうと出かけた次第である。
 しかし、お目当てのアオモンイトトンボの姿を確認することはなかった。

 1箇所目、アジアイトトンボ、クロイトトンボ、ホソミイトトンボを確認。それと、池畔の草に若いシオカラトンボ(塩辛蜻蛉)が潜んでいた。
 クロイトトンボの雄たちは、水草の葉に陣取り、雌を待っていた。ホソミイトトンボは探雌飛行で巡回していた。
 雌待ちのクロイトトンボは強いとみえて、陣取った縄張りに探雌巡回飛行のホソミイトトンボが侵入していると駆逐していた。クロイトトンボもホソミイトトンボもそんなことを繰り返していた。アジアイトトンボは雌待ちの雄。池畔の草には未熟な雌の姿が見えた。

 2箇所目は蜻蛉の姿はなかった。
 そして、最後が3箇所目。期待して覗いたが、空振り。2021年にはアジアイトトンボに続き、アオモンイトトンボが出ていたが、両種とも姿を見い出せなかった。2021年と同じ時季なのに残念だった。
 それでも、毎回覗く観察場所で沼畔から離れた位置で、地を這うように移動する2個体の糸蜻蛉の影を見た。撮影できずに見失ってしまったが、恐らくアジアイトトンボだったのであろう。

 1箇所目で見たクロイトトンボとシオカラトンボは、それぞれが2023年の初見だった。






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