忍者ブログ

Gombessa

植物や昆虫などの生物は和名を表記するように心掛けている。その、同定については、「当たらずといえども遠からず」を目標にしている。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

マルバヤハズソウ

このフィールドには、今年の春から足を運ぶようになった。
足元には、草丈30cmほどの立ち枯れした植物が目立った。草丈ついては実測した訳ではない。
茎が細く、葉の小さい植物。直感は、オオニシキソウ(大錦草)の冬枯れと思った。が、撮影した画像を見ると、葉の様子が、オオニシキソウとは違うようだ。
初めてのフィールドなので、立ち枯れした植物の見当は付かなかった。



画像 1 立ち枯れした植物 


そして夏になり、足元に、葉を付けたヤハズソウ(矢筈草)が目立ってきた。そこで、初めて、立ち枯れしていた植物が、ヤハズソウであったと気付いた。
概ね、土曜日ごとに、このフィールドを訪れているのだが、9月7日は雨天で観察に来られなかった。9月14日に訪れたとき、ヤハズソウが花を付けていたので、記録撮影をした。周りの株と比較すると、咲き始めのように思えた。
そして、別のフィールドのヤハズソウよりも葉が短いように感じた。



画像 2 マルバヤハズソウ  


帰宅後、撮影した画像を見て、別のフィールドのヤハズソウと花の雰囲気が違うことに気付いた。
まず、蝶形花の旗弁が違った。ヤハズソウの縦縞模様がなかった。
そして、葉は短く、幅広で、先端がやや窪んでいるものもある。
結局、ヤハズソウと思って撮影したものは、ヤハズソウではなく、マルバヤハズソウ(丸葉矢筈草)であった。

小さい植物は、現地での観察が苦手で、画像を見ての観察になりがちである。そして、今回のようなことが生じてしまいがちである。



画像 3 マルバヤハズソウ ・葉は短く幅広い 


マルバヤハズソウ(丸葉矢筈草)
マメ科ヤハズソウ属
Kummerowia stipulacea

その後も、このフィールドを訪れた際に観察をした。
その結果、ヤハズソウと、マルバヤハズソウが混生していることが判明した。
なお、画像 1の立ち枯れしたものは、現時点では、ヤハズソウだか、マルバヤハズソウだか判断できないままでいる。

このフィールドのヤハズソウと、マルバヤハズソウは、別記事で、観察記録を記録しておきたいと思っている。

PR

オオブタクサ めっけ

クズ(葛)の原の縁に、オオブタクサ(大豚草)を見出した。
思わず、心の中で、「オオブタクサ めっけ」と、つぶやいてしまった。そして、足を止めた。
足を止めたのは、なにも、オオブタクサが珍しい植物という訳でもなく、気になっている植物という訳でもない。
ただ、ぽつんと、一株だけだったので、それが不思議に思えたからだ。

念のため、周りを見回したが、他には見つけられなかった。
私の知るオオブタクサは、別の場所の同一箇所で、一昨年・昨年・今年と見た限り、大群落をなしていた。
ところが、この場所では、一株だけだった。 この場所は今年から観察フィールドと定めた場所。そして、誰も除草しない場所。
そこで、オオブタクサを一株だけ見たのである。

このオオブタクサ、どうやら、新しい観察フィールドでの観察の候補になりそうだ。
クズの原の縁は、果たして、秋に向かってどうなっていくのだろうか。
数十匹の蚊にまとわり付かれているので、立ち止まり続けることに躊躇はあったが、とりあえず、記録撮影だけはした(画像)。



画像  オオブタクサ・花芽はまだ見えない  

草丈 53cm。一番大きな葉の長さ 13cm。だった。
昨年、他所で見たオオブタクサは、草丈 70cmほどになると、花芽・蕾を付けていた。

オオブタクサ(大豚草)
キク科ブタクサ属
Ambrosia trifida
別名に、クワモドキ、マルバクワモドキなどがある。
クワモドキは、桑の葉に似た葉を付けることによる。とのことだが、私の知るオオブタクサの葉は、桑の葉に似た葉とも思えない。


幸いなことに、この観察フィールド、クズの葉陰にブタクサ(豚草)も見られる。まだ、草丈が低いが、除草されてしまう心配がない。ブタクサも、できることなら、観察株を定めて、継続観察をしてみたい。
どこにでもありそうなブタクサだが、今までの観察フィールドでは除草されてしまうので、継続観察はできなかったのだ。

2013.08.03 の記録


追記 オオブタクサ
2013.08.17 75cm に伸びていた。
2013.08.25 90cm。茎頂部に変化あり。花芽らしきものがあった。

メドハギ 咲き始める

ほとんど一面に、無尽蔵と思えるほど、メドハギ(蓍萩)の原である。
クズ(葛)とコセンダングサ(小栴檀草)の草藪を数分間かき分けると、メドハギの原の一角に到達する。メドハギの他には、メマツヨイグサ(雌待宵草)も目立つ。夫々の草丈が高いので、いやおうなしに目に付いてしまう。

ある場所で、オオニシキソウ(大錦草)が目に付いたので、かがんだ。
そしたら、メドハギの茎に白っぽい埃でもたかっているのかと思えるものが見えた。間近で見ると花のようだった。



画像 1 メドハギの花   

肉眼ではまともに見えなかったので、ファインダ越しに覗いたらメドハギの花だった。
メドハギは初めて観察する植物。この一帯に無尽蔵の如く生えている植物。春から、名前不詳の植物として気になっていた。



画像 2 蕾を付けたメドハギ   

7月20日に、名前不詳の植物が蕾を付けているのに気づいた(画像 2)。そのことにより、名前不詳の植物がメドハギらしいと判った。
それから2週間後の8月3日、初めて見るメドハギの花が咲き始めていた。

メドハギ(蓍萩・筮萩)
マメ科ハギ属
Lespedeza cuneata
木本のように見えるが、草本とのこと。

   ---
継続観察の結果により、加筆・画像追加の可能性あり。

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

フリーエリア

最新コメント

プロフィール

HN:
権兵衛
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

P R

忍者アナライズ

カウンター