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Gombessa

植物や昆虫などの生物は和名を表記するように心掛けている。その、同定については、「当たらずといえども遠からず」を目標にしている。

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道端のスベリヒユ

萎みかけたスベリヒユ(滑莧)の花を撮影したので記録しておく。
1週間ほど前から、ごみ出しの際に、道端に黄色い小さな花が咲いているのに気付いた。
茎が地べたを這う様子と、黄色い小さな花が、「スベリヒユだよ」と語っているようだった。


画像 1 萎みかけたスベリヒユ(滑莧)の花 

朝のうちに開花を確認しておいた。夜が明けないような暗さの曇天だったが、スベリヒユの花は咲いていた。
今月初めての土日の連休。天候が好ければ、土曜日は川原。そして、日曜日は、丘陵地帯へ散歩に出掛ける。と、いう予定であったが、日曜日は雨天とのこと。予定が狂ってしまった。
1週前の日曜日は雨天で、丘陵地帯の散歩へ出掛けられなかった。そこで、スベリヒユの花を、7時台には撮影を済ませ、丘陵地帯へ散歩に出掛けるつもりでいた。
ところが、光量不足で、撮影できる雰囲気ではなかった。

フィールドでの一昨年の8月の観察経験によると、スベリヒユの花は午前中で消えてしまう。花が見られるのは、雨天や曇天なら、午(ひる)近くまで。晴天では朝のうちだけ。 
この9月に咲いているの気付いたスベリヒユは、8時台前半にはまだ開花していた。そこで、7時台の撮影を目論んだ訳だが、残念ながら、光量不足で、撮影できる雰囲気ではなかった。
撮影できないので、朝方の用事を済ませていた。突然、明るくなったので、撮影に出掛けてみた。10時近くになってしまったが、萎みかけてはいたが、どうにか咲いていてくれた。
撮影したスベリヒユの花径は、萎みかけた状態で、7mmほど。


画像 2 スベリヒユの蕾 


画像 3 地べたを這うスベリヒユ 


撮影結果は不満足であったが、とりあえず、スベリヒユの花は撮影できた。
後の予定は、丘陵地帯での散歩。
ところが、明るくなるのと同時に、気温も突然に高くなり、屋外に出る元気がなくなってしまった。
暑さのために、出掛けようとする気持ちが萎えてしまったのであった。


スベリヒユ(滑莧)
スベリヒユ科スベリヒユ属
Portulaca oleracea

和名を漢字表記にすると、「滑莧」。「滑り」はよいが、「莧」は見当が付かなかった。
「莧」は、訓読みで、「ひゆ」と読む、日本語の漢字とのこと。「艸」(くさ)が、冠(かんむり)になり、「艹」と、「見」(けん)で表す。
ヒユ科ヒユ属のヒユという植物の漢字表記が「莧」である。


2013.09.14 の記録

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ハクモクレン 花芽の芽鱗が割れ始めていた

3月10日、イヌコリヤナギ(犬行李柳)の観察の帰路、ハクモクレン(白木蓮)に寄ってみた。
3月6日に比べると、明らかな変化があった。それは、花芽の芽鱗が割れ始めていたことである(画像 1・画像 2)。

ハクモクレン

画像 1  ハクモクレンの花芽

「芽鱗が割れる」と表現をしたが、Webで調べたら「外れる」・「取れる」・「剥がれる」・「割れる」などの表現が使われていた。
多く使われている方から、「外れる」・「取れる」・「剥がれる」・「割れる」の順だった。
植物の素人としては、直感で、「芽鱗が割れる」と表現をしたのだが、植物的に適切な表現かどうかは判らない。

ハクモクレン

画像 2  ハクモクレンの花芽

一つだけ気の早い花芽があった(画像 3)。
芽鱗の片側は落ち、残りの芽鱗も取れそうな状態で、今にも膨らみそうな蕾になっていた。
霜に当たったのか、冷気に当たったのか、先端が茶色に焼けていた。
葉芽も膨らみ、側芽もやや膨らみ始めていた。
果たして、あと何日くらいで咲くのであろうか。

ハクモクレン

画像 3  ハクモクレンの花芽と葉芽

風が強かったが、光量があったので、どうにか、花芽の芽鱗が割れ始めた状態を撮影できた。

3月10日の記録

関連記事
ハクモクレン からの続き

ビワの花と、冬芽

ハクモクレン(白木蓮)の木の近くにビワ(枇杷) の木がある。
1月の散歩のときに花が咲いていることに気付いた。
普段は通らない道沿いなので、ビワの花のことは忘れていた。3月6日、ハクモクレンの冬芽の観察に出掛けたついでに、ビワの花も観察した。

以前から、梅雨時頃にビワの果実を頂くことはあった。しかし、花がいつ咲くのかは知らなかった。
それが、3年前の12月から近所の豆腐屋さんに毎朝通い始めて、ビワの花が冬場に咲くことを知った。その、豆腐屋さんにも、5mほどの高さのビワの木があり、路上に褐色の綿毛の密生した苞(記憶による)が沢山落ちているのを見た。豆腐屋さんに尋ねると、「ビワ」と教えていただいた。
そのときは、花が、樹上なので、漠然としか見られなかった。

今回観察のビワの木は一段低いところから生え、樹高もさほど高くなく、枝の剪定もされていないので、上手い具合に観察ができることが分かった。

ビワの花

画像 1  ビワの花・咲き始め

画像 1にあるように、この日は、花は咲き始めのものが多かった。

ビワの冬芽

画像 2  冬芽と、花

枝先に花序をなし沢山の冬芽が付いていた。枝先のこれらの冬芽はすべて、花芽のようである。
そして、葉の枝先の冬芽(画像 3)は葉芽であろう。

ビワの冬芽

画像 3  冬芽・葉芽

ビワは、褐色の綿毛が目立つ。それが、白い花弁が落ちると、余計に目立つ(画像 4)ようだ。

ビワの花

画像 4  褐色の綿毛に覆われた花・花後

画像 4のように、花弁が落ちた後は、萼、花柄と、褐色の綿毛にびっしりと覆われている様子が判る。

ハクモクレンの冬芽の観察のついでに、ビワの花と、冬芽。冬芽は、花芽と、葉芽が観察できた記録である。

ビワ(枇杷) 常緑樹
バラ科ビワ属
Eriobotrya japonica

ハクモクレン

続くかどうか分からないハクモクレン(白木蓮)の観察記

3月5日、掛かり付けの歯科医院の裏庭にネコヤナギ(猫柳)の花芽のようなものを沢山付けた樹木を見た。樹木はハクモクレンだった。ネコヤナギの花芽のようなものもはハクモクレンの冬芽だった。

ハクモクレンの花は春の日差しの中で、まだ冷たい風にそよぎながら咲く。
その頃は、目立つ春の息吹の少ない時季なので、ハクモクレンの白い花はよく目立つ。
花に先立ち、冬芽を観察することになった。

ハクモクレンの冬芽

画像1  ハクモクレンの冬芽

3月6日、午前中は風が弱かった。昨日のハクモクレンの冬芽を見たことに刺激されて、近所のハクモクレンを見に行った。
枝を剪定してしまったためか、冬芽はまばらだった。

ハクモクレンの冬芽

画像2  ハクモクレンの冬芽

冬芽は、大きなのが花芽で、脇にある小さいのが葉芽とのことである。
もう少し近付ければ、葉痕や、維管束痕も観察できるのだろうが、これは無理のようである。
花芽、葉芽と、どのように変化していくのか楽しみである。

午後からは大風が吹き暴れた。

ハクモクレン(白木蓮)
モクレン科モクレン属
Magnolia denudata Desr.

せめて、花の咲くまでは観察を続けられればと思っている。

関連記事
ハクモクレン 花芽の芽鱗が割れ始めていた へ続く

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