クズ(葛)の原の縁に、オオブタクサ(大豚草)を見出した。
思わず、心の中で、「オオブタクサ めっけ」と、つぶやいてしまった。そして、足を止めた。
足を止めたのは、なにも、オオブタクサが珍しい植物という訳でもなく、気になっている植物という訳でもない。
ただ、ぽつんと、一株だけだったので、それが不思議に思えたからだ。
念のため、周りを見回したが、他には見つけられなかった。
私の知るオオブタクサは、別の場所の同一箇所で、一昨年・昨年・今年と見た限り、大群落をなしていた。
ところが、この場所では、一株だけだった。 この場所は今年から観察フィールドと定めた場所。そして、誰も除草しない場所。
そこで、オオブタクサを一株だけ見たのである。
このオオブタクサ、どうやら、新しい観察フィールドでの観察の候補になりそうだ。
クズの原の縁は、果たして、秋に向かってどうなっていくのだろうか。
数十匹の蚊にまとわり付かれているので、立ち止まり続けることに躊躇はあったが、とりあえず、記録撮影だけはした(画像)。
画像 オオブタクサ・花芽はまだ見えない
草丈 53cm。一番大きな葉の長さ 13cm。だった。
昨年、他所で見たオオブタクサは、草丈 70cmほどになると、花芽・蕾を付けていた。
オオブタクサ(大豚草)
キク科ブタクサ属
Ambrosia trifida
別名に、クワモドキ、マルバクワモドキなどがある。
クワモドキは、桑の葉に似た葉を付けることによる。とのことだが、私の知るオオブタクサの葉は、桑の葉に似た葉とも思えない。
幸いなことに、この観察フィールド、クズの葉陰にブタクサ(豚草)も見られる。まだ、草丈が低いが、除草されてしまう心配がない。ブタクサも、できることなら、観察株を定めて、継続観察をしてみたい。
どこにでもありそうなブタクサだが、今までの観察フィールドでは除草されてしまうので、継続観察はできなかったのだ。
2013.08.03 の記録
追記 オオブタクサ
2013.08.17 75cm に伸びていた。
2013.08.25 90cm。茎頂部に変化あり。花芽らしきものがあった。
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