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Gombessa

植物や昆虫などの生物は和名を表記するように心掛けている。その、同定については、「当たらずといえども遠からず」を目標にしている。

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ムラサキシジミ登場

翅表の紫色が鮮やかなムラサキシジミ(紫小灰)は成虫越冬する蝶。3月12日に日光浴に出てきたのであろうと思われる個体を確認。
 
 この日は日当りの良い枯れ落葉の残る地面に降りた姿を確認。前年も同所で目撃している。前年の目撃日は後日追記予定。
 ムラサキシジミは照葉樹林帯に棲み暖地性とのこと。当地は照葉樹林帯ではないが、10数年前から生息しているらしい。
 2011年から散歩(観察)を始めた丘陵地帯では、2014年頃初見。その時に調べて、ムラサキシジミのことを知った。また、開翅した時の翅表の鮮やかな紫色に驚いたものであった。ミドリシジミ(緑小灰)の翅表も美しいと思ったが、色合いは異なるが、ムラサキシジミの翅表の美しさには興奮さえもした。
 丘陵地帯は照葉樹は疎らにあるが、シラカシ(白樫)が目立つ。そして、シラカシの葉に止まったり隠れたりする姿を見ることがあった。
 また、山地ではミズナラ(水楢)の葉に産卵するのを見たことがある。

 さて、余計なことを書いてしまったが、この日のムラサキシジミは越冬中の日光浴だったのか、越冬明けの日光浴だったのかは定かではない。いずれにしても、成虫越冬する蝶なので、この観察地での初見日を記録しておきたかったのである。
 蜻蛉に夢中だが、特定の蝶も時間の余裕があれば観察が愉しみである。








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イカリモンガの吸蜜

2023年3月11日にイカリモンガ(錨紋蛾・碇紋蛾)の吸蜜を目撃した。厳冬期の日光浴に出た姿を見ることがなく、初見が吸蜜だった。

 2022年の記録が整理出来ていない。よって、記憶に因ると、イカリモンガを厳冬期に2回確認している。特に1回目の目撃は、成虫越冬する鱗翅目で1番早いものだった。それは、日光浴に飛び出た姿であった。
 そして、春の兆しを感じ取れる3月になって、3回目の目撃をした。それは、今回のタイトル「イカリモンガの吸蜜」と同じ光景だった。

 と、前年の不確かなイカリモンガの目撃記憶だが、本年の鱗翅目の成虫越冬する種の目撃は、1月9日のテングチョウ(天狗蝶)から始まり、ニホンセセリモドキ(日本挵擬)、ルリタテハ(瑠璃立羽)、キタテハ(黃立羽)、キタキチョウ(北黃蝶)と続いていた。
 しかし、イカリモンガの姿を見ることがなかった。そんなことで、イカリモンガのことは気になっていた。
 そんなときに、柳の仲間に吸蜜にやってきたイカリモンガを目撃した。厳冬期の姿は見ることができなかったが、なんとなく一安心した。

 イカリモンガが吸蜜に訪れてたのは、柳の仲間だが、勉強不足で種名は不明。それなりに観察して調べれば種名が判るのだろが、気力不足で観察できずにいる。
 それでも、タチヤナギ(立ち柳)ではないかなどと思っている。2013年3月に「フィールド」カテゴリにイヌコリヤナギ(犬行李柳)の記事を書いたが、その頃は関心を持った未知の植物は観察して種名を調べた。蜻蛉に夢中な現在は、時間不足もあるが、植物名まで手が回らなくなっている。

2024年3月6日、ニホンセセリモドキの漢字表記「日本挵擬」をタブレットから追記。





ホソミイトトンボの摂食 パターン1

2023年3月11日、ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)の観察をしながら、越冬期の摂食方法について思うことがあった。

 越冬明けだか、それとも越冬中だか不明だが、ホソミイトトンボが植物の葉先や細い枝先を求めながら飛行していた。
 ゆっくりと空中浮遊をするように飛ぶのである。よく見かける光景だが、この日は気持ちの余裕があったのか、じっくりと眺めてみた。
 細枝の先、篠の葉先や、シラカシ(白樫)の葉先を転々とするように飛ぶのだが、以前は止まり場を物色しているだと思った。漠然とそう思っていた。
 気に入った止まり場所を求めて飛ぶのにしても、踏ん切りがつかないのか、細枝先や葉先に止まらないことがある。この止まらないことが疑問だった。

 この日もホソミイトトンボが細枝の先や葉先を転々と飛ぶのを眺めていて、これは摂食飛行ではないかと思った。細枝の先や葉先にいる小さな蜘蛛などの獲物を探索している飛行ように思えた。
 そんなことで、ホソミイトトンボの摂食パターンのひとつと仮定した。そして、機会をみて継続観察をすることにした。
 




やっと出たホソミオツネントンボ

2023年3月11日、越冬期のホソミオツネントンボ(細身越年蜻蛉)を確認。3月7日から10日までの間が観察できずに気掛かりだった。テレビ番組で10年に一度の暖かさなどと騒いでいたが、山の温泉で湯治中だったのでどうにもならなかった。
 この日の観察地はそれなりの高温だった。7日から10日までは、成虫越冬種たちが活発に活動したのではないかと推測するだけである。

 いつもなら、湯治から戻ると、疲れで寝込むのだが、この日は成虫越冬種探索に出かけた。観察地が気になって仕方がなかったのである。
 そして、厳冬期でないのは残念だが、待望のホソミオツネントンボを見ることができたのであった。

 ホソミオツネントンボを確認したのは1個体だけだった。
 前年は3月11日から4日間だけ水辺に越冬保護色の枯葉迷彩のホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)とホソミオツネントンボが集結するかのように出現したことがあった。ホソミイトトンボが多数で、ホソミオツネントンボが少数だった。
 前年と同じその水辺でホソミオツネントンボの姿を見たのだが、ワクワクしてしまった。厳冬期でないのは残念だが、奇しくも昨年と同じ初見日であった。

 

  画像 1 水辺に出てきたホソミオツネントンボ♂ 2024.12.25画像を貼付


 

  画像 2 ホソミオツネントンボ♂ 同一個体 2024.12.25画像を貼付




ミヤマセセリ出現

3月6日、この日も、地面を這うかのように飛ぶホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)の行動が見られやしないかと思い探索に出かけた。
 日差しは強かったが気温はさほど高くはなかった。それでも、目的地で1個体だけ枯葉迷彩のホソミイトトンボを確認できた。観察地で足元を見ると、黒色に見える忍びの者の如くにスーっと飛ぶホソミイトトンボの姿があった。

 ホソミイトトンボは地面の枯れスギ葉などに止まった。まるで、日の当たった地面から暖を取り、日光浴をしているようであった。
 この日は気温のせいかテングチョウ(天狗蝶)やニホンセセリモドキ(日本挵擬)などの鱗翅目の姿はなかった。

 隣接する観察地へ移動すると、テングチョウがやって来た。地面に止まったが、閉翅姿が逆光で撮影できなかった。そうこうしていると、テングチョウは飛び去り水路へ飛び込んだ。追いかけ水路を覗くと、テングチョウの姿はなく、代わりにミヤマセセリ(深山挵)がいた。昨年は、3月中旬が初見だったが、今年は上旬の初見となった。

 ミヤマセセリは鱗翅目の成虫越冬種ではない。しかし、セセリ蝶の仲間では初春に羽化し、1箇月ほどで姿を消してしまう種である。
 2011年から散歩(観察)を始めた丘陵地帯では4月上旬から5月上旬に観察できる蝶である。この観察地では3月に羽化するようだ。



画像は後日貼付予定
括弧内の漢字表記は後日挿入予定
2024年3月6日、タブレットから、「日本挵擬」と「深山挵」を追記。









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