◇翅表の紫色が鮮やかなムラサキシジミ(紫小灰)は成虫越冬する蝶。3月12日に日光浴に出てきたのであろうと思われる個体を確認。
この日は日当りの良い枯れ落葉の残る地面に降りた姿を確認。前年も同所で目撃している。前年の目撃日は後日追記予定。
ムラサキシジミは照葉樹林帯に棲み暖地性とのこと。当地は照葉樹林帯ではないが、10数年前から生息しているらしい。
2011年から散歩(観察)を始めた丘陵地帯では、2014年頃初見。その時に調べて、ムラサキシジミのことを知った。また、開翅した時の翅表の鮮やかな紫色に驚いたものであった。ミドリシジミ(緑小灰)の翅表も美しいと思ったが、色合いは異なるが、ムラサキシジミの翅表の美しさには興奮さえもした。
丘陵地帯は照葉樹は疎らにあるが、シラカシ(白樫)が目立つ。そして、シラカシの葉に止まったり隠れたりする姿を見ることがあった。
また、山地ではミズナラ(水楢)の葉に産卵するのを見たことがある。
さて、余計なことを書いてしまったが、この日のムラサキシジミは越冬中の日光浴だったのか、越冬明けの日光浴だったのかは定かではない。いずれにしても、成虫越冬する蝶なので、この観察地での初見日を記録しておきたかったのである。
蜻蛉に夢中だが、特定の蝶も時間の余裕があれば観察が愉しみである。
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