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Gombessa

植物や昆虫などの生物は和名を表記するように心掛けている。その、同定については、「当たらずといえども遠からず」を目標にしている。

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ウグイス啼く キタテハ出現

3月2日、テングチョウ(天狗蝶)の数が多く、激しい陣取り合戦が見られた。そんな中、2匹のキタテハ(黃立羽)の姿もあった。
 鱗翅目であるが、キタテハも成虫越冬種なので初見日を記録しておくことにした。

 テングチョウと同様で、キタテハも陣取り合戦をしていた。1匹だけなら開翅で日光浴をする姿が撮影できるが、もつれるようにして高く舞い上がるので撮影は諦めた。次の個体を発現したら撮影しようと、先を急いだ。
 しかし、日光浴でも縄張り意識。立羽蝶の習性なのだろうか。

 なお、キタキチョウ(北黃蝶)もこの日が初見。この種も成虫越冬種。

 観察目的地でホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)を眼で追っていると、ウグイス(鴬)が啼いた。いわゆる初鳴きである。初めから「法法華経」と聞こえた。このところ連日のように訪れていたが、ウグイスの鳴き出しは聞き逃したようだ。
 前年の初鳴きも3月初めだったように記憶している。いずれにしても、賑やかな季節の始まりである。

 この日は、その後キタテハを目撃することはなかった。撮影した鱗翅目は、テングチョウ、ニホンセセリモドキ(日本挵擬)、キタキチョウと、ルリタテハ(瑠璃立羽)だけだった。



キタテハの画像はないが、他の画像を後日挿入予定



2024年3月6日、ニホンセセリモドキの漢字表記、「日本挵擬」をタブレットから追記




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ミヤマセセリに似た蛾 ニホンセセリモドキ

2022年の成虫越冬3種の探索時に初見の蛾を意識した。変な場所にヘアペンシルを出す小さな蛾で怪しく思えた。
 小さな蛾だが、2022年はイカリモンガ(錨紋蛾・碇紋蛾)に続いて確認した蛾であった。

 2023年は越冬期にちょっとした活動に出たイカリモンガの姿を見ないうちに、昨年意識した蛾の姿を見るようになった。
 昨年は初見の時にはヘアペンシルを出していたような記憶がある。今年は枯れ落葉に紛れて日光浴をする姿から見るようになった。

 そこで、種名を調べてみた。私のような素人が未知の鱗翅目の種名を調べるはweb頼みが安易だ。が、成功率は低い。
 今回は運よく当たった。「ミヤマセセリ」と「似た蛾」で検索したらニホンセセリモドキ(日本挵擬)が出てきた。
 初めてイカリモンガを意識した時は、テングチョウと思いファインダを覗いたら未知の蛾だった。撮影した画像をwebで絵合わせする訳に行かないので、テングチョウと見誤ったことから「テングチョウ」、「似た蛾」で検索したらイカリモンガの名を知ることができた。
 なお、近年はあるサービスで簡単に絵合わせの答えが出るようだ。もっとも、私の好まない会社のサービスのようなので、使うことはないだろう。

 ちょっと逸れてしまったが、「ミヤマセセリ」と「似た蛾」で検索して、運よく種名が判ったが、ニホンセセリモドキとミヤマセセリが似ている訳ではない。後翅の黄色斑紋が既知のミヤマセセリを連想させただけである。止まった姿も大きさも異なるのである。

 冒頭に「変な場所にヘアペンシル」と書いたが、後脚にヘアペンシルがあるらしい。
 ニホンセセリモドキもイカリモンガも昼行性で、共に成虫越冬種。春の暖かな陽射しにつられて姿を現すが、腹端にヘアペンシルを持つイカリモンガが既知だったので、初見のニホンセセリモドキの腋から出ている様に見えたヘアペンシルが奇異に思えたのであった。

 3月12日現在、枯れ落葉や草の上でヘアペンシルを広げて、フェロモンで雌を誘引していると思われる雄の姿は見かけるが、まだ繁殖行為は見たことがない。
 なお、2023年の記録として、2月28日から日光浴を見かけ、3月6日からヘアペンシルを見るようになった。




画像は後日挿入予定
ニホンセセリモドキの漢字表記は後日調べる予定 << 2024年2月24日、ノートパソコンからの作業で、漢字表記「日本挵擬」を追加できた。






くしゃみ6連発 ホソミイトトンボの特異日?

2月28日、現地に到着、自動車を降りた途端にくしゃみが出た。それも6連発であった。杉花粉の飛散が顕著になってきたようだ。
 この日はホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)の確認が主目的。26日に姿を現すようになったので、その後の継続観察である。

 途中の観察地点は素通りし、1番目の予定の観察地点へ。目的地は日当たり良好。
 気温測定の準備中に黒色に見える糸蜻蛉が眼下に出現。地表近くを飛び、足元に近づいてきた。足元に止まられても撮影ができないので、慌てて後退り。
 うまい具合に撮影できる距離の細い落枝に止まった。しめしめと思いながらファインダに捉えようとした。ファインダを覗いた途端に携帯電話の着信。
 通話中に飛来した鱗翅目も着地。果たして正体は。しかし、着信用件をメモしている間に糸蜻蛉も鱗翅目も見失ってしまった。

 気を取り直して一服点けながら地面を眺めていると、黒色に見える糸蜻蛉がわさわさと地表近くを飛んでいるのが見えてきた。
 ファインダ越しに地面付近に止まった個体を確認すると、黒色に見えた糸蜻蛉は越冬期の保護色の枯葉迷彩のホソミイトトンボだった。

 何処を見下ろしても黒色に見える糸蜻蛉が飛んでいたが、ちょっと離れると見えなくなるので概数は数えられなかった。
 それでも、飛行密度の高い位置では、地面を見下ろした1.5m四方の視界に5匹飛んでいるのは確認できた。
 総数は確認できなかったが、止まってくれた個体は次々と撮った。撮りながら、枯葉迷彩のホソミイトトンボであると確認できた。
 中には腹端部が水色に変色している雄もいた。さらに、ファインダ越しでなく、目視でも腹端部が水色の雄もいた。

 この日の集団を再確認すべく、3月4日を除いて、6日まで足を運んだ。が、数個体を確認するのみで、多数のホソミイトトンボが出現することはなかった。

 昨年(2022年)のこと。3月上旬に水辺に多数のホソミイトトンボと、少数のホソミオツネントンボ(細身越年蜻蛉)出現したことがあった。まだ越冬色の糸蜻蛉たちが水辺に集まるのは不思議な光景であり、観察する側は大いに興奮した。
 昨年の3月上旬は謎の4日間であった。今回は水辺ではないが、1日限りの出現で興味深い行動であった。連日のように観察していると、多数が出現する、または、集結する特異日に当たることがあるようだ。


画像は後日貼付予定





ホソミイトトンボ発現

2月27日になってようやく越冬期のホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)を発現。1個体のみだが越冬中の摂食か日光浴に出てきた雌であった。
 枯葉迷彩の保護色だが、飛んでくれたので草に止まった姿が確認できた。気温は17℃ほどだった。

 この観察地点、昨年の初見は2月28日なので、ほぼ同時期の出現である。4月になる迄、1箇月ほど観察が忙しくなりそうである。
 厳冬期の姿が発現できなかったのは残念だが、それは、来期以後の課題にしよう。





画像は後日貼付予定

 
 ▲ 画像 2 ホソミイトトンボ







越冬中のクサカゲロウ

寒中の成虫越冬種の探索は成果が出ないまま大寒を迎えた。そして、間もなく立春という1月30日にときめきがあった。

 それは、静止しているホソミオツネントンボ(細身越年蜻蛉)と、ホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)の姿を求めて日当たり良好の雑木林を探索中の出来事だった。眼前を光を浴びながら羽ばたく虫が横切った。
 一瞬、糸蜻蛉が飛んだと思いときめいた。しかし、羽ばたき方から横切った虫は、ホソミオツネントンボでもホソミイトトンボでもないこと判った。

 眼前を横切った虫が止まった細枝を凝視するとクサカゲロウの仲間のようだった。撮影できる位置まで後退し記録撮影。ファインダ越しにヤマトクサカゲロウ(大和臭蜉蝣)と思ったが、明確に判断できなかった。
 この時季は簡易装備なので近接用のカメラを持っていなかった。後悔先に立たずである。

 ヤマトクサカゲロウと思ったのは、成虫越冬することを知っていたからである。が、クサカゲロウの仲間を越冬期に姿を見たのは11年前のこと。
 今回のmemoには「クサカゲロウ」とだけあった。直前のホソミイトトンボの探索場所の気温は11℃だった。

 越冬期のクサカゲロウの仲間。種の同定には観察が足らなかつたようだ。今回の個体、越冬中の日光浴に出たものであったのであろう。




   −−−   参考
ヤマトクサカゲロウ 越冬中?  リンクは別ブログ

記録画像は後日貼付予定





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