◇3月2日、テングチョウ(天狗蝶)の数が多く、激しい陣取り合戦が見られた。そんな中、2匹のキタテハ(黃立羽)の姿もあった。
鱗翅目であるが、キタテハも成虫越冬種なので初見日を記録しておくことにした。
テングチョウと同様で、キタテハも陣取り合戦をしていた。1匹だけなら開翅で日光浴をする姿が撮影できるが、もつれるようにして高く舞い上がるので撮影は諦めた。次の個体を発現したら撮影しようと、先を急いだ。
しかし、日光浴でも縄張り意識。立羽蝶の習性なのだろうか。
なお、キタキチョウ(北黃蝶)もこの日が初見。この種も成虫越冬種。
観察目的地でホソミイトトンボ(細身糸蜻蛉)を眼で追っていると、ウグイス(鴬)が啼いた。いわゆる初鳴きである。初めから「法法華経」と聞こえた。このところ連日のように訪れていたが、ウグイスの鳴き出しは聞き逃したようだ。
前年の初鳴きも3月初めだったように記憶している。いずれにしても、賑やかな季節の始まりである。
この日は、その後キタテハを目撃することはなかった。撮影した鱗翅目は、テングチョウ、ニホンセセリモドキ(日本挵擬)、キタキチョウと、ルリタテハ(瑠璃立羽)だけだった。
キタテハの画像はないが、他の画像を後日挿入予定
2024年3月6日、ニホンセセリモドキの漢字表記、「日本挵擬」をタブレットから追記
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