10月11日のこと、
マルバアメリカアサガオ(丸葉亜米利加朝顔)・
Ipomoea hederacea var.
integriuscula の、行灯支柱の鉢(C2)の陰のコンクリの上に青虫がいた。
時間があったので、撮影用のステージに乗せてみた(画像1、2)。
画像1 シャクトリ歩行まず、顕著なシャクトリ歩行。そして、腹脚が2対。ということに気付いた。
結局、
首細長い。シャクトリ歩行。水平歩行はずいぶんと体が伸びる。
胸脚、3対、腹脚、2対。画像で、細毛。背中、5本以上の薄い白筋。
と、観察メモを記した。
画像2 腹脚が2対青虫は、憶えたてのオオタバコガとハスモンヨトウしか知らない。これらは、腹脚が4対だ。
しかし、この日の青虫は、腹脚が2対だった。私にとって、未知の幼虫である。
資料として、DL してあった「
ヨトウムシ類の見分け方と防除 ヨトウムシ類の見分け方と防除」の記述に、「
ウワバの仲間は、幼虫の腹脚が、2対しかなく、・・・」と、あるのを見つけた。
「腹脚が2対」をヒントに、Webで調べて、この青虫は、ウワバの仲間であると判った。
そして、ウワバの仲間の幼虫は識別が難しく、通常は、成虫(蛾)になってから、翅の模様で判断するとのことだった。
また、葉裏などに簡単な繭を作りその中で蛹になるとのこと。この繭の作り方でもある程度識別ができることも判った。
Webで調べていて、
兵庫県立農林水産技術総合センター 私の試験研究の「ウワバ類の天敵」という文章が面白かった。
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繭を作るものなら見てみたいと思い、マルバアメリカアサガオ(丸葉亜米利加朝顔)の葉を与えていた。ほどほど食べたが、条件合わなかったのだろう、死んでしまった。
この記事は、10月11日のメモに基づき記したが、メモには幼虫の体長が記してなかった。
また、その後、オオタバコガとハスモンヨトウの幼虫はたくさん見たが、ウワバの仲間の幼虫は見ることがなかった。
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