2020年10月2日、老熟したアオイトトンボ(青糸蜻蛉)に混じり、成熟したオオアオイトトンボ(大青糸蜻蛉)の姿があった。
アオイトトンボもオオアオイトトンボも同属で、共にアオイトトンボ科アオイトトンボ属。
画像 1 オオアオイトトンボがいた ♂
画像 2 成熟しているオオアオイトトンボ ♂ 第10腹節が白色
画像 1 、画像 2 の個体とも、水際でメス待ちをしていた。
画像 3 参考・老熟したアオイトトンボ ♂
画像の時系列が逆になってしまうが、この日はアオイトトンボも健在だった。
オオアオイトトンボとアオイトトンボ、一見紛らわしい。成熟時の複眼の色が違うとか、第10腹節だけが白くなるか第9、10腹節が白くなるなどの違いがある。が、大きな違いは成虫出現時機と、産卵基質ではないだろうか。
2020年の記録でも、この稿の執筆時の2021年観察においてもメスの姿や産卵を確認していない。メスの発見や産卵の目撃があれば、オオアオイトトンボも定住蜻蛉として記録できる。
オスだけがメス探しにやってきたのか、この場所で繁殖しているのかの答えは来年以降の観察次第である。
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