◇2020年7月2日のこと。多くのアキアカネ(秋茜)達に混ざり、黒色に見える蜻蛉が摂食飛行をしていた。その姿を眺めていると、程なく止まってくれた(画像 1 )。
画像 1 タカネトンボ ♂
止まった姿をファインダで捉えどうにか記録撮影が出来た。どうせなら、別角度からも撮らなくてはと思っている間に飛び立ってしまった。1分間ほど止まってくれたが、足場などの諸事情から惜しいことをしてしまった。
飛ぶ姿は黒色に見えたが、止まった姿は緑色の蜻蛉だった。初見の蜻蛉だが、現地では、エゾトンボ(蝦夷蜻蛉)と直感した。
帰宅後、画像を頼りに確認すると、エゾトンボではないようだった。
画像 2 タカネトンボ 後翅の様子。後日、画像を修正予定
同定の手助けとして、
神戸のトンボ(https://www.odonata.jp/)の
エゾトンボ科(https://www.odonata.jp/03imago/Corduliidae/index.html)を参考にした。「後翅の肘脈室に横脈が2本」の記述から、エゾトンボ科で間違いはない。
別角度からの画像がなく難儀したが、結局、書籍「日本のトンボ」P339の♂腹部先端(背面)の図比較により、エゾトンボではなくタカネトンボ(高嶺蜻蛉)とした。
オコジョを初めて見た日でもあった。野周りフィールドで見かけるニホンイタチよりもはるかに小さいものだった。
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